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詩人PIKKIの第三ブログ

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2008年10月×ENTRY's

あいさつ


未分類

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面と向かってじゃなくっても
あいさつは可能なのです
というより
そっちのあいさつの方が
より大切なあいさつです

じんわりと心に沁みこむ太陽や
満ち欠けを繰りかえす月や
影のように寄り添う風を
地上の何処でだって
見上げることが可能なように

樹々のそよぎが
津波のように
ひとつの想いを伝え合いながら
地球を一周してゆくように

どんな生き物や
どんな地上の物でさえも
みんな太古から
支えあってきた仲間たちなのだから

ビックバン以来の
歴史をともに生きてきた仲間たちや
同じ成分で作られた
仲間たちからの挨拶で
満ちあふれた地球

だから
人間だけが思い上がって
「地球に優しくしよう」とか
ペットに無理やり
衣類を着せるなんて言語道断

他の生命を食べる時だって
必要最小限を
感謝しながら
食べる必要があるのです
自分で殺した生命だけを
食べるという礼儀が不可欠なのです

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猫バスの夢をみた


未分類

   デラシネ(根無し草)の旗のもとで

何年振りの故郷の夢だろう
洞爺湖行きへのバスを待ってると
なんと!猫バスが
待っている数人を置いてきぼりにして
つづれ折りの坂道を
ぐんぐんと登ってゆく
ちらりとこっちを見ては
にっこりと微笑む憎たらしい猫バス

みんな血相を変えて
一生懸命にその猫バスを追いかけるけど
猫バスはぐんぐんとスピードをあげて
はるか湖畔を一周してゆく

峠から降りてゆくと
懐かしい我が家が見える
いまは亡い父の表札のかかった
いまにも倒壊しそうな平屋の家

冬には
人間の腕ほどもあるツララが
窓一面にぶら下がってた我が家
「忘れてたわけじゃないんだ」
「生きるだけで大変だったんだ」と
懐かしい山並みを見上げながら呟いて
立ち尽くすばかりの自分がいた

デラシネ(根無し草)の旗のもとで
明日もまた
生きることに懸命の毎日に違いない

人生の途上では
誰しもがデラシネ(根無し草)
デラシネ(根無し草)旗なびく日々を
たった一日しかない今日を
ただひたすら
懸命に生きるしかない



「てんさぐ(てぃんさぐぬ)の花」(=鳳仙花)ー沖縄の歌手(大城ラン)の歌を聴いて


夜勤帰りに
沖縄の女性歌手の歌を聴いて
生まれて初めて
わんわんと泣いてしまった

沖縄について
ぼくが知っているのは
「本土復帰」で
内地に就職してきた飲み友達を通じて知った沖縄で
どんな意味でも
日本という国を知るために避けて通れない場所沖縄

在沖縄米軍の犯罪は
性犯罪であり交通事故であれ
そのほとんどが
沖縄人の泣き寝入りになってしまうのだという
沖縄には
世界一美しい珊瑚の海や浜があって
それが内地の観光資本のために
破壊され放題でもあると

爪を染める花を歌った「てんさぐの花」(鳳仙花)
爪を染める花のように親の教えも心に染め付けなさい・・という内容の沖縄民謡のあとに
その歌は大城ランさんに歌われた
「アカシアの雨が止むとき」という
六十年安保直後にヒットしたという西田佐知子の歌だという
その歌を聴いていると
先日読んだばかりの本の一部を
ふっと思い出してしまった

沖縄で新聞記者になったばかりの著者が
じきに定年退職するという刑事に呼びだされて警察署へと行ってみると
その老刑事が警察署の裏庭で
山となった証拠写真等を燃やしていたのという
沖縄の性犯罪被害者たちの
目にするのも悲惨な被害写真や証拠書類を

「どうして燃やしてしまうんですか?」
と聴く著者に
大粒の涙をこぼしながらその老刑事が
「この無念さを、君にも覚えておいて欲しかったから」
というような事を呟くばかりだったという

 注:「てんさぐの花」
(てぃんさぐぬ花)
沖縄民謡 江戸時代(1603-1867)明治以前

「てんさぐ」とは鳳仙花のことでその花は「うりずん」と呼ばれ,沖縄で最も過しやすい4~5月に咲きます。この花びらを女の子は,石ころでつぶして木の葉にくるんで指先に巻いて一晩寝ると天然のマニュキュアができ,遊んでいたそうです。歌詞の内容は,鳳仙花の花は爪に染め,親の教えは心に深く染めなさい,という祖先崇拝の習慣の根強い沖縄社会をうたっています。8・8・8・6の30文字による伝統的な琉球形式などから旧王朝(1429-1609)があった那覇市首里あたりが発祥の地といわれています

この花の写真と花言葉や色んな神話はーhttp://hanabatake.moo.jp/monogatari/natu/housennka.htm

薪ストーブ


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傘の下からは
懐かしいあの日みたいに
白い息がもくもく
ビルの谷間へと

身を屈めながら
びしょ濡れで
今朝まで歩いてきたんだ
きみのことだけを考えながら

きみはいつだって
あかあかと燃える
ぼくのストーブだったから
濡れそぼったぼくのこころも
やっとひと息

そろそろ
ふるさとでの子供時代
薪割りばっかりやらされてた
季節がやってくるよ

価値


未分類

taiboku
価値
山のほんとうの高さは
春先の残雪の具合でわかる

雨の大きさや数は
水溜りに広がる波紋で

すべての命を育んできた
森のほんとうの価値は
どれだけ多くのいのちを育んできたかでわかる

その意味では
我々の血税で
国有林等を伐採しては
災害時の被害を増大させている林野庁行政などは
最悪の大量無差別兵器と同類だ
(ダイオキシンたっぷりの除草剤を日本各地の山林に放置して、70年代に日本の奇形児数を世界一にした罪も重いが・・)

人間の価値は
どん底にある時こそ
自他ともによくわかる

だからこそ
弱い者いじめをする奴や
「誰でもいいから殺したかった」という奴を
到底許すことはできない
彼らの同類が
社会的主導者になってしまったのが
現在の日本社会だからだ

社会貢献の意識の欠片もなく
本来なすべき義務の代わりに
社会から与えられた権威や権力を
弱者いじめや抹殺にしか使おうとしない
この国の政官財やマスコミや宗教界

すべての政治家や官庁や企業やマスコミや宗教を
その社会貢献の度合いや違法性度で判断し
あまりに違法行為のひどい組織や
社会貢献意識のない人材を排出する組織は
従来のように
我々の血税で後生大事に養うのではなく
順番になくしてゆくべきだと思う

その判断基準とは
「文明」的であらねばならない
ごく一部の利益や利便のためではなく
どんな人間もが利用可能で
利益を得られるというのが
文明的ということだから
法律や福祉の理想がそうであるように

それは
あらゆる分野での憲法遵守や
誰もが安心できる年金や公教育や医療・福祉
さらには
図書館や道路や災害救助・対策や安価な電気ガス・ガソリンや食の安全と安さ等だ

「生活コストの低減」と
現在から将来にかけての「安全・安心」と要約可能ではと思

ぼくの日本改造論 (1)


政治

neko
前門の虎(米国)と後門の狼(閨閥化した政官財)対策とは?
サブプライムローンや侵略戦争戦費や富裕層減税のために虫の息のアメリカは、どうやら郵貯・簡保の数百兆円を虎視眈々と狙っているようだ。

閨閥化した日本の政官財や富裕層が狙っているのは、ますます小さくなるパイでの分け前の増加(=一般国民の増税等の負担増)だ。この点に関しては、口先だけの与党とは違って、野党の方がはるかに実行力がある。閨閥化した日本の政官財は百害あって一利もない・・時代を逆行させるだけの存在へと堕っしてしまった感がある。

冒頭のアメリカ対策としてはー爆弾みたいに・・米国の圧力で抱えさせられてしまった米国債約70兆円をどうするかという問題と、米国国際金融資本のために、長いことこれまた米国の圧力でゼロ金利にさせられて(ぼろ儲けした銀行と正当な利子を奪われた国民だったが)、それが石油・穀物等の買占めに使われたてきたという問題がある。

僕の結論としてはーこのにっちもさっちもいかない爆弾みたいな約70兆円の米国債を、米国への手切れ金にして、アメリカと徐々に手を切ってゆく方向へ舵を取ることだ。

新たな国連軍の基金として国連に寄付してもいい。事務方の作戦・兵站・警察的活動や選挙監視・武力解除等については、日本が主導的役目を果すという条件で。
EUにでも寄付して厄介払いするのもいい。中国等のアジア諸国と共同して、これらの米国から押し付けられた米国債を集めて、アジアのために使うための智恵を集めるのもいいかもしれない。

なんといってもアジアでの国際機関は、っほとんどアジアのためには貢献していない「国連大学」しかないのだから・・

そして肝心な事は、21世紀のための手がかりは日本にしかないのではないのかと思う。文明的な側面の日本国憲法や、唯一の被爆国としての核や無差別大量破壊兵器廃絶も日本がやらずして、どの国がやるのかと言いたい。
その他にも、日本の食文化や自然と共生してきた長い歴史的な智恵や、様々な物作りや災害救助・対策の智恵や技術こそが、21世紀の世界を救済するものだと思う。

そのためには、日本人に寄生するばかりで日本人の誰ひとりをも幸せにしないどころか・・米国の侵略戦争や石油・穀物等の買占めで世界中を不幸にする日本発の人類共通の不幸の原因に立ち向かわなければならない時代なのではと思う。