詩人PIKKIの第三ブログ

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詩2  水の中のナイフ


みゆき
雨上がりの空にすてきな虹が架かる朝には
朝露に濡れそぼりながら旅にでようか

ナイフだけを握りしめて
廃線の果てからやってきたあの朝みたいに

きみから贈られた赤い万能ナイフ
いつも水底で輝く小石を思い出させるナイフ

これで何度ビールの栓を抜き
貧しい夕餉の缶詰を開けたことだろう
遠い空のしたのきみを想いながら

きみを見舞った夕暮れの樹影に向かって
林檎を片手に「最後まで切らずに皮をむけるんだよ」と

きみの死からもう十年数年も経つというのに
いよいよひんやりと色褪せることのないナイフ

きらり きらきらと
まるで水の中の横たわる小石のように思いで一杯のナイフ

このナイフを片手に故郷に帰ろうか
廃線の果てには
待つ人などもう誰もいないのに
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