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二月の詩(2) 桜桃
2014.02.02 [Sun]
太宰治のために
すっかりそのイメージが汚されてしまった桜桃だけど 北海道の開拓農家を尋ねると 桜桃をはじめ多くの果樹が植えられている ぼくの祖父母の家にも 泉を取り囲んで四本もの桜桃の大木が いつもあるかなしかの風にそよいでいた 春になると一家そろって 地には真っ赤な桜桃の実にため息をつく 「父さん町で売れんのだべか」 「どの家にも植えてるので誰も買わんべさ」 食べるのを忘れていつまでも 家族そろって立ち尽くし見上げていた桜桃の大木 熊さんたち野生動物には 開拓者たちがやった唯一の良いことかもしれない 今では廃線の彼方の故郷を思い出すたびに そう思うことにしている
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