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詩人PIKKIの第三ブログ

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  二月の詩(27)   神話時代の終わり


神話にもいずれ終わりがくる
大地震と大津波と大爆発
世界最大の原発事故で
すべて奪われてしまったというのに
いまだぼくらの共同幻想
神話時代の終焉を信じない時代遅れも多い

それにしても
なんという雨と腐食の時代の始まり
放射能の雨が何もかもを塗りこめるてゆく絶望
産地偽装が飛び交い
給食では人体実験をやりたい放題
チェルノブイリでは五年後から癌や奇形児多発だったのに
福島から関東にかけてはすでに癌や奇形児だらけ
ただひとつの検査で原発由来かどうかわかるというのに

「原発は安全なエネルギー」
「絶対に安全安心」と言っていた
政官財学マスや東電家族が
金のある順から海外へと逃げ出す
もはやどこにもない希望の欠片を
手を変え品を変えしてぼくらは見せられる

脆すぎたぼくらの文明の断末魔の呻き声が
いよいよあちこちで高まる
あいつらに目をつけられて以来
覚悟を決めて生きるしかないというのに
殺されるか 自殺か
華々しく戦うしかないというのに


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