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三月の詩(21) ちっちゃな頃から
2014.03.18 [Tue]
ちっちゃな頃から
走るのだけが得意だった 他にやることもなかったし 夜を切り裂くように疾走が堪らなかった ぼくが走りはじめた頃 『長距離ランナーの孤独』を観た 『フォレストガンプ』を観た頃には 誰よりも早く走れるようになっていた 黙々と天と地との狭間を走っていると なにもかもがちっぽけに思えてくる 走り疲れると大の字になり だれ一人通ることもない給水タンクの横に寝転んで 湾岸から湧いてくる雲に見とれる けたたましく啼きながら 飛んでゆく雉や海猫さえも 愛おしくなってくる 人間の宿命が サル山の順位争いであれ 殺し殺されるであれ 人体実験や偽装や暴力であれ 夜に潜り込んで駆け抜けてゆく この天と地への愛だけは捨てまい 走り疲れて見上げる 湧く雲や風の清々しさを忘れまい
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