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詩人PIKKIの第三ブログ

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  三月の詩(26)   いつしか



  三月の詩(26)  いつしか

賢者の悟りへの道と
人間の抜け殻どもがしたり顔で説教する
奴隷の宗教とはさほど似ている

憎悪を煮えたぎらせた画学生ヒトラーは
ありったけの反吐を撒き散らしたウィーンの地下水道で
新しい時代の神
ファシズムの禿げ頭親父ムッソリーニに邂逅する

見えないけれども
確かにそこに聳える迷宮がある
どの迷宮も死へと続いている

誰もがいぎたなく飽食し
欲望を満たすため
自己満足と嘲笑するためにだけ
この世にやって来たのでもあるまい

答えは人間の数だけ違っている
他と違っているというだけでは
鞭打たれるのは奴隷や家畜だけという話しだけだが

打ち殺す者はいつしか
打ち殺される者となる
救いの手を差し伸べる者はいつしか
救われる者になる
それだけがこの世の真実
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