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詩人PIKKIの第三ブログ

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  三月の詩(27)  早くあの穴を塞がなければならない!


今朝もまた
漆黒の森の悪夢から目覚め切れない
まるで崩れ落ちてくる
氷山を見上げる一匹の古代魚のよう

安住の地を奪われた古代魚も
太古以来の文様の貝や海鼠も
仲良く黒光りしながら
海流の底で揺れている

風が戦ぎあう音がする
一本の樹の上の数万年前の星影のような
真昼のフラクタル宇宙構造
「あともう一歩なんだよ」と喪神の囁き

恐竜の末裔に相応しい鴇やコウノトリが
空の一点から溢れ出す真昼の星々になり
透明な空を埋めつくする
ぼくらの四次元世界は流失し続ける
早くあの穴を塞がなければならない!
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