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詩人PIKKIの第三ブログ

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三月の詩(29)   昨夜の夢三題


深夜の街をー
風よりも早く走り続けている 闇の中ですでに目的は忘れた
車のヘッドライトがまるで洪水のように背後でスパークする
以前パチンコ屋だった所がコンビニとスーパーになっている
ポケットを探るといつもの財布が見つからず 叫びだしそうになる

札幌で知り合い三人と飲み歩いてくとー
「北大が近いからポプラ並木まで行こうか?」とぼく
「もう数十年ぶりにだね」と紅一点のきみ

一人は誰か思い出せない謎の背高のっぽ
もう一人は
遠い昔家出して行方知れずの兄
一面のスカシュ百合の原っぱだった札幌駅~荘園駅沿いは
すっかりネオン瞬くビル谷間とどぶ川の匂い
色々な鮭や魚の彫刻が転々と川底に
汚泥にまみれて沈んでいる

最近の夢には見知らぬ老女がしばしば登場するー
ディケアーの先の老女なのかもしれない
「今日は用事がないから昔の話しでもしようかね」と
笑いながらお茶を出してくれる
若い頃警察に捕まった頃の話しに相槌を打ってるぼく
「あんた警視総監にならんと駄目だよ」
《そうとうボケてるな・・》と
冷め切った苦い茶を飲み干す
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