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詩 ヤカン
2013.02.25 [Mon]
どうしてなんだか
やたらに多くのヤカンが家中にある 母が好きだった琺瑯製のカラフルなヤカン 真っ黒に煤けた父愛用のヤカン いつもリュックの中のひしゃげたヤカン しょっちゅう ガスの火を止めるのを忘れるぼくのため きみが贈ってくれた馬鹿でっかいヤカン 最近愛用の泣くヤカンが煮えたぎり ピューと現実に引き戻してくれる いざという時のための2ℓのヤカンで ちびちび水割りを飲みながら いつも故郷のザエを思い出す ヤカンのように生きていけたらいいのに 一分一秒をいとおしみながら 自分の死とともに消えてしまうこの世界 風の音だけがずっと昔からのぼくの友だち
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