fc2ブログ

詩人PIKKIの第三ブログ

ブログ本文は目次下の空白30cmの後から始まるので要注意!

05« 2023.06 »07
S M T W T F S
- - - - 1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30 -

  詩-8-  夜空


はす

子供時代にはいつも
牧場から契約した家々への牛乳の配達だった
何か買える小遣いが欲しかったからだった

川も湖面も すべてが氷つき
木々の樹皮が凍結してく音が
真っ白な雪原にせつなく響き渡る

学生時代地図を真っ直ぐ歩くのに魅せられた
川原や谷間や尾根だろうとテントを張り
星空の下でインスタントラーメンやコーヒーでほっと一息

烏の鳴き声が遠ざかりゆき
満点の星々の下でやっと息をつく
ゆっくりした人工衛星に『犬のごとき人生』のライカ犬を思い出す

流れ星のスピードで行き来するufoも何度見たことか・・
その日最後の夜行列車の車輪の音が
『ミッドナイトスペシャル』に重なり
太古以来のシャーマンの夢へと堕ちてゆく

関連記事
スポンサーサイト



コメントの投稿

secret

TRACKBACK

この記事のトラックバックアドレス

→この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)