詩人PIKKIの第三ブログ

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夜勤仕事中に作った詩(1) きみがいた季節


きみがいた季節は
白いヒメジョンが揺れる
廃線に沿った夕暮れの道を
いつまでも
別れ言葉を言い出せなくって
歩いていたでこぼこ道

あの頃はまだ
沈む夕日の湾岸から
磯臭い風が吹いってきていたっけ

互いに
なにも言わなくても ぼくらは
羽根をもがれたサモトラのニケ
泳ぎを忘れてしまった人魚と
飛ぶことを忘れてしまった鴎

ぼくらのすぐ目の前には
いつの日も
荒々しい波に囲まれて
切り立った断崖

いつだったかきみが
「父があそこから自殺を図って助けられた場所だよ」
という断崖だった

そしてきみの父という人は
ぼくが考古学の道を目指していた頃
憧れていたただ一人の人



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