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九月の詩(25) 草原から
2013.09.19 [Thu]
草原に海霧が降る
金の雫のように 銀の雫のように オアシスへと降り立った隊商のように 海のような草原を曳航されながら 少しづつ閉ざされてゆく視界 呻き声を上げながら夜へと面舵を一杯に取りながら 港への途中には点々と 浅瀬を示す灯に揺れ動く ドンキホーテの片割れの家畜餌用サイロ 幾万の風にそよぐ草穂の真ん中を なにかが音もなくやってくる 星々を背にし懐かしい生き物 波また波の水平線からひょっこりと 人工衛星が顔をだす 漆黒の夜へと染まってゆきながら 何もかもが音を潜めた港で 難破船のようにギシギシ軋る漁船に寝そべって あらゆる星座が変形してゆくのを見上げる
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