詩人PIKKIの第三ブログ

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十月の詩(3)  初恋の味


北海道の開拓農家にはたいがい
これでもかというくらい果樹が植えてある
ぼくの生家の前後にも桜桃と胡桃が
生まれた時からすでに威風堂々の大木だった
 
ただぼくの家には葡萄棚がなかった
誰にも言ったことないのにぼくの葡萄好きは有名で
いつも友達の誘い文句は
「好きなだけ葡萄食べていいから遊びにこいよ」

ある日初恋の君が
威勢よく葡萄の種を青空へと吐き出してるのを見てると
君が振り返って聞いた

「あんたって好きな娘いるの?」
「うん」
「同じクラス?」
「うん」

とても君だとは
恥ずかしくて言えなかった

ドキドキして葡萄を一粒口に入れる
果肉を噛み砕いて種だけを掌に吐き出すと
まるで大人になったような気持ち
ほろ酸っぱい初恋の味がした
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